東芝の儲かっている部門の売却を聞いて・・・。 なぜ、と思う人は経営者になれない!
東芝の儲かっている部門の売却を聞いて・・・。 なぜ、と思う人は経営者になれない!
儲かっている部門を外部に売却・・・。
やっとこ育てた経営者なら、カネのなる虎の子を“売る”なんてことが分からないらしい。
こんにちは。税理士・コンサルの佐藤です。
平成27年分の個人の確定申告を終えて、ホットしたが、3月は半月を経過し、そこから通常業務に追われてヘトヘト・・。
なぜこの時期忙しいのか・・。と考えたら、業務のやりくりを改善すべき課題がテンコモリだったということが分かった。
今年の確定申告の依頼を受けた個人事業者の中には≪素晴らしい経営感覚≫を持っている方もいたので、今後の事業展開を楽しみにしている。
と、思う反面、次のような方もいた。
東芝が一番儲かっている医療部門の子会社をキャノンに売却するそうですネ。
「儲かっている」部門を売ったら、困るんじゃないですかネ・・。
不正会計に端をなして資金繰りのためであっても・・一番儲かっている部門を売るなんて・・。
その方は東芝の現経営者はバカではないのか・・・と、言わんばかり・・。
私はこの初めて私の事務所に仕事を依頼し、まだお会いしたのが3回目というだけですが、この方に経営の本質を教え込むのは時間がかかるかナーと思いました。
聴けば、親の代からの仕事であり、代替わりして初めての確定申告・・。
今の得意先もほかの職人さんもすべて親の代からの引き続ぎ。
何も苦労しないで、今は経営者。
時々、古参の職人にアゴで使われるのが悔しいらしい・・。
今、このような経営者が増えてきた、わが事務所・・。
わらっている訳にもいかない。
今後の当事務所の中堅どころの顧問先に育てなければならないわけだから・・。
確定申告に必要な“情報”の聴取を終え、うちの事務職員に事務を引き継ぎ・・。
やわら、経営知識をどのくらい持っているのか、しゃべらせてみた。
時に質問を入れながら・・・。
「会社経営で最も大事なことは何ですか???」
いろいろ返事が返ってくるが、資金繰りという言葉が出てこない・・。
会社(個人経営も含む)の経営で最も大事なことは【資金繰り】です。
よく黒字倒産して・・。
そのあおりを食って倒産・・。
とか、聞きますが、経営が赤字でも“カネ”を持っていれば倒産(つぶれる)することはない・・。
倒産しなければ、転んでも立ち上がることができる・・。
ちなみに東芝は大黒柱を処分しても、新たな事業展開で2017年3月期は1400億円の黒字を見込んでいる。
不正会計問題から始まり、リストラで多額の資金がいる。
モタモタしていたら倒産だ。だから、儲かっている部門を売約しても資金を持たないといけないわけだ・・。
本日、取り上げたことは経営の三種の神器の一つが経営計画書だということだ・・。
経営者だから自分の会社の申告書を書けるまで・・。
経営上、刑事や民事の問題に出くわさないとも限らないから司法の勉強も・・。
とか、雇用をするにあたり労務関係の勉強・・。
やるなとは言わないが、これらはアウトソウシングすればいい。
経営者の代理など存在しない。
だから経営知識の習得は自分しかいない。
経営計画書というと未来の売上とか経費とか・・・。
そんな先のことが分かるわけないだろう・・。
と、言う人もいる。
何か勘違いしている。
そんな人には、来月はどこからいくらカネが入るんですか?また、払いはいくら???
そしてフローはいくら残るのですか??
ここをきちんと答えられたら、その翌月は現在どうなっている???。
この先の数字を具体的に答えられるか・・どうか・・
予算書を描いている経営者はこの先の数字も出てくる。
そういう経営者なら黒字倒産とは縁がないだろう・・・。
努力をするには○○を持てばいい。
努力がきついなら△△すればいい。
今年正月のこのブログに私は本年10キロ痩せます・・。と書きました。
今3キロ達成しています。
あと2キロ続けて減量します。
その後は一休みして、再度挑戦です。
経営計画の手法をすべてブログに書くのは無理!!!!
勉強しにおいでよ・・。
税理士・コンサル 佐藤春男
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