近未来の予測ができても、帳簿の見方が分からない・・。これを解決するにはただ一つ・・・。
近未来の予測ができても、帳簿の見方が分からない・・。これを解決するにはただ一つ・・・。
経営成績や財政状態等を知るには帳簿記入(簿記)を理解しておくことだ・・・。
こんにちは。税理士・コンサルの佐藤です。
世の中の変わりゆく速度が速くなってきています。
少し手を抜いていると、おいて行かれそうな気さえしてきます。
G7サミットが終わり、ほとんど記憶に残らないまま、舞台は広島へ・・。
オバマ大統領の広島訪問はヒトの記憶にとどまるだけではないでしょう。
また、期待したい。核軍縮の一歩前進に・・・
それにしてもサミットでは“アゼン”とした。
もともとG7だG20だといっても、言いっぱなし状態はやむを得ないもの。
首脳が集まる前に事務方で文言を調整しておいて当日発表・・。
このようなことは世界中の誰でも知っていること。
そしてまとまりに欠けるのもそれぞれの国において事情があるからだ。
では全く無視していいのかといえば、それも違う。
何もなかったようでいて、世界が一メートルでも縮まれば“成果”があったいうべきでしょう。
それにしても“リーマンショック前”と似ている・・発言。
G7の場を国内向けにアナウンスしたと解釈するには、無理がある。
米国では来月に利上げを予定している・・。
金融を理解する方がたは腹を抱えてお笑い・・・。
さて、本題の帳簿記入に戻しましょう。
会社経営の正しい判断をするためにも、帳簿の記録を読みかえして、情報を自分のものとしていないとなりません。
会社の取引を記録するのが帳簿です。
その帳簿には取引の原因と結果を記録します。
記録する場所のことを「勘定」といいます。
この勘定は5つあります。
「資産」「負債」「資本」「収益」「費用」です。
ただ、たとえば資産でもいろんなものがあります。
1の勘定で記録しても個々の残高を知ることが困難です。
そこで具体的に現金は現金勘定で、普通預金は普通預金勘定で、売掛金は売掛金勘定で計算します。
このときの計算場所を勘定口座と呼びます。
全ての勘定には金額欄が3っつあります。足し算の金額欄・引き算の金額欄・残高の金額欄です。
この勘定に取引を原因と結果の両面を記録します。
両面を記録するから正確な計算ができます。
これが複式簿記です。
記録が終わって正しく記録されているかどうかを「試算表」を作成して確認します。
間違いがあれば修正することとなります。
この帳簿記入が終わりますと、資産・負債・資本の勘定を寄せ集めて貸借対照表を作成します。
収益と費用を寄せ集めて損益計算書を作成します。
この2表で計算したそれぞれの金額が一致します。
そして、その金額が純利益です。
これによって発生主義による損益計算が終わります。
この先に営業会議等の場で使われることになります。
(キャッシュフロー計算書の説明は別の機会とします)
社長、今月は500万円利益があります。・・と、経理部長から月末に報告を受けた。
(社長)現金なんぼあるの?
(部長)キャッシュは預金残と併せて300万円です。
(社長)それじゃー儲けが500万円もあるわけねーだろうー。
と、言っているようでは、会社経営は難しいですネ。
時代の流れ、流行等々を見るカンは素晴らしいものをもっていても、からっきし会計帳簿が読めないとなると、ザルで水をくむようなことになりかねません。
簿記会計は
税務計算の税務会計に・・
また、日々の経営計画のための管理会計に・・
大変重要なものです。
どうか、学習の機会をお持ちください。
経理課の経験がない新人役員の方、とっておきの学習方法をお伝えします。
メッセージをお待ちしています。
税理士・コンサル 佐藤春男
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