千代田区 税理士 会社設立税務 佐藤春男税理士事務所

年金の受給の繰り上げや、繰り下げを計算しても意味がない・・・。

年金の受給の繰り上げや、繰り下げを計算しても意味がない・・・。

年金の受給において、損得の計算をしても・・イミないでしょう・・。


こんにちは。税理士・コンサルの佐藤です。

歯医者で待ち時間にみた週刊誌に「年金を繰り下げて受給すればいくら得すると思うか?」という特集記事を見た。


はっきり言ってナンセンス・・。




ご老人になられたら受給年齢を待たずに早くほしい・・。という場合もあるでしょう。


生活に困窮していたら、先送りということは難しいですからね。

そういう方は早く手続してもらうことだ。


ご注意いただきたいことは、繰り上げ受給を選択した場合には、通常の受給に比べて一生涯年金がってしまうことです。



これに対して繰り下げて受給した場合は1ケ月繰り下げるごとに0.7%増額されます。


最長5年・60ケ月繰り下げると42.0%増えます。


この増額・繰り下げの方法は1年以上選択しないと適用がありません。




このことを踏まえて、平均寿命から割り出して繰り下げだといくら儲けられる・・。

と、いうような議論があります。


今後もこの手の記事があるかもしれません。


しかし、ナンセンスです。




私自身もFPをしているので、60才定年を迎えるころになると定年退職予定者からご質問を受けることがあります。


そのとき私がまずもって質問するのは、その方のご親族の方で病気で早いうちに亡くなられたがいるかどうかです。


大きな病気をご本人に限らず、お身内の方の中にいないのかどうか・・。


また、ご本人にどんな持病を持っているか??


これらを勘案して、ご自分は早くもらう方がいい。とか、いや、遅くして少しでも増額してからもらいたいと考えるべきです。




ご自分の体力的な側面を考慮せず、平均寿命でご自分の年金の受給を考えるなんてことはやめるべきです。




私が若いときに友人のおばあさんが62才で亡くなった。あと1月で63才。

おばあさんは63才になったら年金をもらえることを楽しみにしていたそうです。


当時は60才から年金を受けとれたのですが、繰り下げの手続をして63才からもらう予定にしていたのでした。


一回も年金をもらわないで亡くなったおばあさん、友達に聞いた話では葬式のお経が「あとひと月で年金!」

といっているように聞こえたそうです。



東京のど真ん中で年金だけで生活しようとしたら、生計が大変ですヨネ。

地方都市で生活を考えて多様な趣味なども持つ方が精神的にも健全なのではないでしょうか・・・。





本日は雑談をお聞きいただいきましてありがとうございました。





税理士・コンサル  佐藤春男







































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