ろくに調べることをしないで、意見を発信すると・・どうなるか?
ろくに調べることをしないで、意見を発信すると・・どうなるか?
一時の感情で発信してしまうと、取り返しのつかないことになるのでは????
こんにちは。税理士・コンサルの佐藤です。
インターネットが身近なものになって、いろいろな方の意見を聞く機会があることは、いいことなのかどうなのか・・・。
時事ニュースにコメントがついてあり、また自分の書き込みもできる。
ある問題で最近問題発言があり、世間の注目が注がれている。
あまり偏ったコメントは・・。
コメントの出し方を変更することになることに期待したい。
さて、人間はコミュニケーションが大切だ。
と、みんな分かっている。
しかし、
コミュニケーション不足・・。
と、言うより、勝手な思い込みが地域コミュニティを壊している・・。
こんなことがあっても当人は一向に気付かず、相手方を非難するとは片腹痛い・・。
こんな記事を見た。
恐怖の実話!
悪夢と化した「夢の田舎暮らし」
場所によってはこんなヤバい「人間関係」
この記事の趣旨をまとめると、
田舎の素晴らしいロケーションで、
のびのびと子育て、
古民家と言えども最近まで人が住んでいたので、手入れもいい。
別荘地として購入したのではなく、定住した。
ここからが問題。
静かな田舎に・・。
急に舞い込んだ「よそ者」・・。
日々の生活で、すぐに起きたのがごみ問題・・。
その地の旧来の住民は地区のことを「組」と呼び、
組単位で祭りやら、自治会運営、またごみ問題などを解決してゆく仕組み。
そこへ、よそ者が割り込んできて組の集積場にごみを出した。
組長が怒った。
ここはお前のごみを出すところではない・・。
あ然とした新参ものが役所に掛け合って聞いたところ・・。
村のいずれの組でも組の私有地に組の資金で集積場を作っている。
だから、
新参の者は自前で集積場を作りなさい・・。
都会人はカネさえ出せば権利が主張できると思っての・・チョウチョウハッシ・・・
新参ものがすべてについて村八分に遭った。
だから、怖い・・。
という内容・・。
この話、体験した人も、リポーターも・・おかしい・・。
田舎は田舎の風習があり、秩序立てているのだ・・。
都会からきた移住者は日本人の顔をしていても、主義主張等から見れば“外人”なんだヨネ。
村八分にされた。
だから、田舎は怖いという結論は・・こっけいな話。
コミュニケーションが悪すぎる。
地方のしきたりや歴史を学習したのか・・。と聞きたい。
コミュニケーションがないばかりに誤解が起きるのは都会の方がはるかに多い。
空き地に突然マンションが建つという。
聴けば、ワンルームマンション・・。
住民の反対運動が起きる。
これは先住民のエゴです。
地域のルールを共有する努力もしないで・・。
ワンルームマンションは建設され、入居者はルールの下で・・。
住宅地に保育園・幼稚園等が建設されることに対してこの付近のご老人方が反対という。声が騒音という理由。
これもご老人のエゴに他ならない。
幼稚園の建設に当たり、老人援護施設を併設した、都内のある区のその後の様子を覗いてみると、
園児がご老人に駆け寄っていく、お話しをする、散歩しているときは手を取って仲良く・・・。
すでにご老人には園児の声が“騒音”ではなくなっていた。
田舎に移住を考えるなら、新参者から地元の人々の間に受け入れられるような努力をすることだ。
新宿で暮らしていた老夫婦が東京にほど近い関東のひなびた田舎に引っ越した。
住まいを新築したが畑は手に入れられづ、隣接の畑を借り受けた。
畑に種を植える、育てる、収穫する・・。
地元の人に手ほどきを受けた・・。
何度も顔をあわせて、会話しているうちに少しづつ打ち解けてきた。
収穫した野菜でイタリアン風に味付けした料理を持って、畑を貸してくれた方のお家にご挨拶に・・。
田舎でこのような味付けができないものだから、その後、この新参者の奥さんは地域の料理の“先生”になっている。
自分から地域に飛び込まないで、権利だけ主張すなどということは恥ずかしいことだ。
税理士・コンサル 佐藤春男
☆
☆
☆