千代田区 税理士 会社設立税務 佐藤春男税理士事務所

税金はむしり取ることが可能なものから・・・。

税金はむしり取ることが可能なものから・・・。

所得税の確定申告で説明が厄介なのが制度の変更があった場合だ。


かつて配偶者控除と配偶者特別控除のどちらも適用できた時代があった。

結婚し妻をめとると配偶者控除の適用でご主人の所得税の計算上、配偶者控除という所得控除ができた。税金が安くなった。

そして、かつ要件に当てはめてよければ配偶者特別控除もあった。奥さんをもらったら二つの控除にありついたサラリーマンがいたものだ。専業主婦ならば・・。


さすがにこの二制度を控除できるという制度設定には、働いている主婦には不満が溜まる一方だった。


ある日主婦の怒りが爆発し、与党に反旗を翻そうになったとき、風見鶏の与党議員が手を挙げて二制度は選択できないようにしたのだった。




近年は国の税金がいびつになってきただろうからか。

またまた所得控除の一角が消えて行きそうな気配。


ご主人の給与収入が1千万円をこえると配偶者控除がゼロとなる。

800万円から1000万円の間は逓減方式で38万円からゼロになるよう設計されている。


これを実質的に解消するには専業主婦をやめて事業主になることだ。

自前で収入を得ることを考えることだ。

方法はいくらでもある。



参考までに書きますが、所得控除にはすべての所得者に適用されている「基礎控除」がいづれ無くなる。

一部の政府高官の間では常識の話のようだが・・・。




税理士 コンサル 佐藤春男






































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