「おもてなし」と「その逆は・・」知っておきたい・・。
「おもてなし」と「その逆は・・」知っておきたい・・。
言葉にしびれるとは・・・。
4/12に放送された大河ドラマの一節。
齋藤道三の放った言葉に酔いしびれた視聴者が多かったという。
どんな言葉かと・・。
聴いてみた。
「言葉は刃物ぞ!」という一言。
息子が親に向かって「お前」呼ばわりした、その後の言葉・・。
古代にしても現代にしても、他人の心を傷つけるのに「実物の刃物」が必要ない。
言葉の刃物で相手は傷つき、倒れてゆく・・。
具体的に言えば、他人をののしる・いじめる・・とうとう。
いじめられて傷を負えば、いじめた本人は言葉という刃物で相手を襲撃した・・。
こういって思い出すのが昭和61年に起きた“悲惨な集団のいじめ”中学校の担任まで加担した
俗にいう「葬式ごっこ」という言葉の刃物を使った集団いじめ。
机の上には絵に書いた祭壇。そしてお悔やみの言葉・・。
その中には担任教師の言葉も・・。
いじめられた子がどんなに心に傷ついたかも考えずに・・。
いじめられた中学生は都会から祖母の暮らす田舎まで行ったが、祖母の家の玄関扉を開けることができなかった。それだけ追い詰められた心境・・。
そして首を・・。まだ13歳の・・・。
いじめる本人はほんのいたずらのつもりでも・・・。
いたずらが独り歩きし・・。
誰もが止められない状況・・。
令和2年の現在、当時の担任教師はすでに定年になり、老後をおくっている。
令和2年2月の雑誌記者のインタビューに答えたその元担任教師が言うには・・。
「何も死ぬことはなかった、皆軽い気持ちだったのに・・・。」
この報道を聴いて、あまりにも胆略な・・・、考え・行動・・に唖然としたものだ。
世の中に起きている「現象」には必ず原因がある。
その根本を探し求めて根治しない限り解決はありえない。
何が悪くておきているのかを見定める知識は誰にでもある。
ただその手法を理解していない・・。という人も多いのも事実。
そのような人が自分の心を改善したいと思うなら、「おもてなし」の極意を研究してみるとよい。
おもてなしはゴマをすることではない。
昔、数学の教師がクラス全員の前で一人の生徒を「ほめた」
「君は数学が好きだろう・・才能があると思う・・」
そういわれた生徒は数学の授業がない日でも予習復習を繰り返した。
おかげで苦しむこともなく中学3年間の数学の公式をすべて覚えきれた。
そういう人でもいじめには合う。
しかし、たとえ一科目であれ秀でた成績を上げるといじめ軍団は寄り付かないものだ。
その後のその人の人生は大きな自信に満ちたものだ・・。
人を育てるか、殺すか・・。
誰でも選ぶのは一つだ。
税理士 コンサル 佐藤春男
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