コロナ禍の中、ピンチはチャンスに・・。新しい戦略を考えるとき・・・。
コロナ禍の中、ピンチはチャンスに・・。新しい戦略を考えるとき・・・。
何かが変るときはピンチをチャンスに変えるとき・・。
歌舞伎座の道路反対側にあった高級懐石弁当屋さん。
先月、店じまいした。
コロナの影響か・・。
いや、そうではない。
経営者が高齢のため事業譲渡を考えていたようだが、コロナの関係で大劇場などが開店休業の自粛になり、少なからず影響があった。
懐石料理の弁当屋さんだから歌舞伎座に来た観客以外でも弁当を購入するこの店のフアンは沢山いる。
しかし、
高齢には勝てず・・。店じまい・・。
今、コロナの関係で高級割烹屋さんも開店休業。
しかし、
固定費は毎日生まれる。
売り上げがないのに・・・・・。
そこで店で食べていただけないのなら、お持ち帰りいただいて召し上がっていただきたいと・・・。
teikuaoto・・。
ここまでの発想は小学生レベル・・。
高級割烹屋さんといえば、いい材料を使い、腕の良い板さんが腕によりをかけて作った“芸術品”・・。
一見さん、お断り・・・。
そうしないと常連客によい接客をすることができないくらい・・。(これが実情)
いま、その店に客がいないから・・。
固定費が賄えないから・・。
だから店の前で弁当を・・。
しかし、売り上げは少なく固定費を賄うには不十分・・。
どうしてか???
マーケティングを考えてみたことがあるのだろうか??
割烹屋さんに来るお客様はお店にやってくる。
遠方からくるお客がほとんどだ・・。
近所の会社に勤めているとか・・。
その会社から接待を受けてきたお客は遠方から来たお客とか・・。
皆、住んでいる場所はお店より遠い。
そういうお客がお店の前を歩いていない・・。
歩くのは近くに住んでいる人々・・。
一見として断られた経験を持つ人もいただろう・・。
そういう人を相手に今の窮状から急場しのぎで弁当屋さんを開いても、たいして日銭を稼げないのは当然のことだ・・。
もし割烹屋さんの味を大切にした高級弁当なら大きな駅近くの駐車場を借りて、ドライブスルーにて弁当を販売したほうがいい。
もちろんネットを使って、いつどこで販売しているのかを拡散してのことだ・・。
もし、お店の前で弁当販売なら、自分の店の味にこだわらず、一般的にリーズナブルな値段に重点を置いて弁当を作り、見た目の鑑賞で人が元気になるように工夫することだ。
ここで私が言いたいのは、ステーキ屋さんが弁当を始めたといって、ステーキを弁当にして高額にしても売れないだろう・・。
地域の人々が一般的に食するのがとんかつなら、ほかの店と差別化を図るのは材料と腕だ・・・。
高級なお店での食事は料理の味に舌鼓を打つだけでなく、見た目・店の雰囲気が料金の中に含まれているのだ・・。
しかし弁当ではそうはいかない・・。
今日のコロナ対策なら、弁当で近くの方々にご賞味いただきいい機会を得たのだから、精いっぱい頑張って食材を落としても、おいしいといってもらえる弁当を提供することに努めるなら、その心意気は十分伝わるものだ。
他人と同じ発想しか持てないなら、修行を増やすことを悟ればいい・・。
税理士 コンサル 佐藤春男
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