伝えることが難しい・・とよく言われる・・・。
伝えることが難しい・・とよく言われる・・・。
地方のリゾートマンション役員会でのひと時・・・
リゾートマンションを購入して間がないころ、同じマンションの役員の方から・・
佐藤さんにも役員(マンション管理組合の理事)になってほしい・・・と、頼まれた。
東京のマンションで役員を20年もやっていたから・・・
いつでも要請があればお引き受けしてもいい・・・・
と、考えていた・・・。
そのようなわけで、今年1月から新役員となった。
初めて毎月開催される理事会に出席・・・
管理会社の月次報告と当面の活動に関して報告と提案がある・・・
自由な発言が目の前で飛び交っていた・・・
どうも理事同士の会話が嚙み合わない・・・
どこに原因があるのか・・・
ジッと耳を・・・
周りの会話に集中して・・・
結論は、皆が勝手な“解釈”の下で(主張)とやらを言いぱなし・・・するだけ・・・
これでは決まる議案も審議未了で・・・
おもむろに私が提案した・・・
今回は継続審議とし、次回にやり直しましょう・・・
それまでもう一度議案の中身を検討してみようではないですか・???
翌月に、その月の定例理事会が開催された・・
いつものように管理会社の事後報告がなされ、継続してある議案の審議に入った・・・
少しは学習したかナ???
期待していたある理事の発言から会議が始まった・・・
が、その発言の途中で・・・問題が起きた・・・
結論から言うと、その理事は理事会の審議を経て理事会で承認されれば、その計画は実行できる・・
と、いうのだ・・
“やめてくれ・・”君は理事会の管理規約を理解しているのか???
と、いう思いから管理規約の解釈の仕方から読み聞かせた・・・
理事会の決定は総会の議決を経て、ようやく実行できるものだと・・・
勝手にマンションの大切な資金を理事会の決定だけで持ち出されたのでは・・
“泥棒に十手”を持たせているようなものになりかねない・・。
その後、法律解釈を含め管理規約の“読み方”を話た・・・
ここでお伝えしたかったのは、話の仕方だ・・・
他のヒトの話が誤っていたとしても・・・
全面否認から話を始めると・・・
ヒトは自分が全面否定されたと思い・・・
いついかなる場面でも、ことの良しあしに関係なく・・・
ただただ誤解のまま正解を確認することもせず、あいつの意見にはすべて反対・・
さげすんだ対峙しかできないものが出来てしまう。
そこで、すかさず別の言い方に変えてみた・・
相手の顔を立てるが、話の内容は良案に変えさせる・・・。
いつの世も勉強もせず、年を食ってきただけのヒトというものがいることを垣間見た気がした・・・
こうはないたくないものだ・・・
税理士 佐藤春男
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