千代田区 税理士 会社設立税務 佐藤春男税理士事務所

業績拡大のチャンスを捕まえたぜ!! 免税業者の頭の回転の良い人々は・・。

業績拡大のチャンスを捕まえたぜ!! 免税業者の頭の回転の良い人々は・・。

消費税法の改正で、インボイス制度が今年10月からスタート・・

 

巷ではいろいろな声が聞こえる・・

 

「分かんないー」の一言・・

 

自分が損することに気づかない人ほど・・その傾向にある・・

 

だが、これを事業拡大の“ビッグチャンス”と、とらえる者もいる・・

 

【1】消費税は誰が支払うもの??

   消費者が消費した時に国に納める税金だ・・

  いつ?  

  レストランで食事した・・。

  お客さんはお店に食事の代金とその10%の消費税を払う。(お客が税務署に払いに行くわけではない)

  お店が税務署にお客から預かった仮受消費税(A)を払う・・。

【2】お店では税務署にお客から預かった10%の税金をそのまま払うわけではない・・。

  (A)からその店が料理をつくるために仕入れてきた野菜や肉・魚などの仕入れ金額に加算して支払った

  仮払い消費税(B)を差し引て、その差額を税務署に支払う・・。

 

今度導入されるインボイス制度ではこの(B)の取り扱いが変わる・・。

どう変わるのか・・見てみよう・・

【3】仮払い消費税はインボイス課税登録をし、国から認定された業者から仕入れた者にかかる消費税だけ・・。

だから、インボイスの課税登録をしていない業者から仕入れたら、その取引に係る消費税は業者に払っても、国に納付する消費税の計算上、引けないことになる。

 

簡単に言えば免税業者に払う消費税を払わないで、その分を国に納めればいいだけの話・・。

 

しかし、ここからが問題だ・・

日々の忙しい活動の中で、インボイス登録していない業者と、している業者を区別しないで取引活動していたら、業務に支障が出ることは想像に難くない・・。

だったら、乱暴だがインボイス登録のない仕入れ先とは取引しなければいい・・。

 

免税業者を初め、インボイス登録しないと・・売り上げが減って廃業に追い込まれることは火を見るより明らか・・

 

聡明な免税業者はインボイス登録し消費税の課税業者になって、今後廃業に追い込まれる業者の仕事を自分に取り込む絶好のチャンス・・

と気づいて・・まっしぐら・・

 

【4】いま、免税業者である事業者が10月からインボイス登録によって消費税の課税事業者になると、売ったときに消費税を受け取り、その中から国に治める消費税は預かった消費税の〇%でしかない・・。

 

売り上げが減って廃業に追い込まれるより、消費税をもらって業績を拡大しながら、数〇%の消費税を国に納める方が・・お得なのだ・・。

 

断っておくが、脱税を勧めるものではない。税法を正しく読めばよいだけの話だ・・。

 

 

もう少し書きたいが、ここで打ち止め・・。

 

 

税理士 佐藤春男
 

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